医学部合格には親離れ子離れが必要
医学部に合格させられない親の共通パターン
メディオンでは、以下2つの対応を推奨しています。家での過ごし方が大切です。
【推奨する対応①】1回でできること、すぐに成果を出すことを子供に求めない。
自己管理能力や実行能力が発達段階である10代に対して、親御様が正論を突きつけ過ぎてエネルギーを奪ってしまうケースがあります。親御様の諭す正論は、当然お子様にとって理解できるもの。しかし実際に実行できるかは別問題。わかっているのに実行が伴わなくて、悩んでしまい学習が滞ることがあります。親御様が感情的にならず、できるまで何度もはたらきかける、解決策を一緒に考えてあげる態度が必要です。
痺れを切らして、感情的に叱ったり、解決策を別に求めたりして問題が拗れていくケースが多々あります。冷静になって、問題の本質から目を逸らさずに正面から根気強く向き合うことが必要です。
問題がこじれるケース)
・宿題をやったと嘘をつく → 本人に反省させずに塾側の確認不足と責めて解決から遠ざかる
・勉強をしない → 日々のタスク管理表がないのが悪いと本人の自己管理能力を高める機会を失う
・指導時間内に自己推薦書が書けない → 本人が考えをまとめる必要があるのに、講師の代筆を要求
・復習をしないから忘れる → 授業中に3回書かせないのが悪いと本来の指導から遠ざかる指導を要求
・成績があがらない → 結果が出るまで待つ必要があるのに、親が考えた指導方針を押し付ける
【推奨する対応②】意思決定を本人にさせる。
自分で物事を決めることができるから、責任感が生まれ多少の困難にも耐えることができるものです。
親が決めずに子どもに託す。一時的な失敗も本人の成長に必要不可欠なものとして見守る。そういった年齢相応の健全な距離感がないようでは、お子様が受験を「自分事化」できません。全てを親御様が決めてしまう、自分の意志で何も決めることができない、そんな状況ではハードな受験生活を乗り越えるエネルギーがお子様には湧いてきません。
よくある事例)
- 先回りして転ばないようにあらゆる行動を取って結論も親が出してしまう。
- 子供に意思決定させないのをあらゆる理由で正当化
- 「子どもが疲れてるので休ませてください。」と子供としっかり対話する前に結論を出してしまう。(→あとで子供側から「ホントはまだ頑張れる日だった」と裏で言われる)
- 「子どもは公式を覚えられないので、授業で3回書かせてください。」(→ 子供に急に公式を聞いて即答できないと慌ててしまう。問題を解く流れでは本人は公式を思い出せている。)
- 「1日2コマの授業を入れないでください。宿題が終わらないかもしれないので。」(→ 子供は全く気にしていないし、宿題も問題なく終えられている。 )