大手予備校の医学部・難関大コースが偏差値の低い生徒に向いていない5つの理由
「有名な参考書を書いている講師が在籍している」
「頭の良い先輩が勧めていた」
「東大、医学部の合格実績が豊富だ」
大手3大予備校に通っていれば安心する材料はいくらでも見つかるので、自身の学力を考えずに安易に予備校を決めてしまいがちですが、集団型授業で成績が伸びるのは一握り。偏差値の低い生徒には相性が悪いと言わざるを得ません。
数百人の難関大志望の受験生とマンツーマンで向き合ってきたメディオンでは、その理由を分類して説明します。
目次
① 上澄みの生徒だけが伸びる教材と指導
予備校の標準レベルのテキストでも難易度が高いため、基礎がわからずに問題を丸暗記するハメになります。基礎は、見開き2ページの要点を羅列したものでは学べません。教科書レベルの網羅的なテキストで、一つひとつを理解することが必要です。
「人気商売」である予備校が使うテキストは「生徒の目に魅力的に映らなければならない」という制約を受けています。本質的に学力を上げる学習は、単調でつまらないですし、魅力的には映りません。なので、生徒にとって本当に必要なテキスト作りができないというジレンマがあるのです。
「あっ」と言わせるような面白い授業、「なるほど」と唸らせるような授業を売りにしている大手予備校の授業では、偏差値の低い生徒が逆転合格に必要な基礎学力を身につけることはできません。カリスマ講師の派手な授業で分かった気になりがちですが、根本的な理解はできていないことがあります。
そのような授業形式では、「基礎学力」「テキストを使いこなす力」「高い思考力」「自分を律して長時間勉強する力」がそろって初めて成果が出ます。大手予備校で医学部に合格しているのは、このような受験生です。上記の能力が不十分な受験生は、大手予備校で学んでも、思うように成績が上がらない可能性が高いです。
② 合格から逆算して必要な指導ができない構造的な問題
偏差値の低い生徒が予備校のテキストをバイブルのように扱い、一つの問題を予習、授業、復習と計3回も解き、たくさんの時間を費やすケースがあります。
そのような学習方法では、成績が伸び悩みます。理系教科で大切な、問題の条件から論理を組み立てることせずに、解法をただひたすら思い出す作業を繰り返すことになるからです。これでは同じ知識が求められている問題でも、模試になると解けないという事態に陥ります。(「問われ方が変わると、全く解けない」ということがある。)
よく耳にする「参考書は3周解けばOK」という考え方は、問われ方が同じ場合のみ力を発揮しますが、せいぜい高校受験レベルでしか通用しない勉強法です。医学部・難関大の受験では通用しません。
大手予備校に通い不合格になってしまう生徒は、このような根本的な誤りを指摘してもらえないまま受験期を迎えて、失敗しています。
③ 医学部・難関大に合格した生徒でさえ解けていないテキスト
個別指導で医学部に合格した生徒が、かつて在籍していた大手予備校のハイレベルコースのテキストの問題を合格後にも関わらず、解けなかったというエピソードを聞きました。それも合格直後の話ですから、ブランクのせいではありません。予備校のテキストは、そのブランドを誇示するために難しい問題を扱う傾向があります。もちろん学力の高い生徒にとっては効果的ですが、偏差値を大幅に上げて逆転合格を狙うような場合、適切ではありません。使用しているテキストが志望校に合格するために本当に必要なのか、現時点の学力に合っているものか、見極めていく必要があります。医学部・難関大の受験対策にあたり、1年は決して長くはありませんので、取捨選択して優先順位の高い学習をすることが求められます。
④ 大手予備校の授業品質の相対的価値が下がっている
大手予備校には、優秀な生徒から良い刺激を受けられるというメリットがあるのも事実です。しかし、授業の品質に関してはどうでしょう。かつてはそれを売りにしていましたが、今や高品質な授業動画が世に出回っている以上、価値は相対的に下がっていると言えます。
大手予備校だから安心というのは、選択肢が乏しかった昔の話です。オンライン化が進み、高品質の授業が低コストで受けられるようになった今、安心感があるという理由だけで大手予備校を選んでよいのかをきちんと考える必要があります。前述のように複数のスキルを兼ね備えた受験生でなければ、その選択は適切ではないでしょう。学力が伸び悩む原因を突き止め、それを指導できる予備校を選びましょう。
⑤ 偏差値の高いクラス順に優秀な講師が担当する
偏差値の高いクラス順に、優秀な講師が充当するのが集団予備校の常識。偏差値の低い状態だと、決して教え方の良いとは言えない講師にあたる可能性があります。授業料は変わらないにも関わらず、万全な環境で勉強できないリスクが大手予備校にはあります。一方で個別指導だと日程さえ合わせることができれば、優秀な講師から教わることができます。さらにオンライン塾ですと日本全国から優秀な講師を集めることができるため、当たりを引く可能性は格段に上がります。仮に何かしらの不満を持った場合にも、講師を変更してもらえることが一般的です。
先人の失敗から学べること
偏差値の低い生徒が大手予備校に向いていない4つの理由はどうでしたか。これまで数百名の受験生を指導してきた経験からまとめたので、あてはまることがあったのではないでしょうか。ハッとさせれられるような項目があれば、今からでも遅くないので内容を再検討しましょう。
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